広島FAの大竹!!過大評価では!? K/BB による評価
広島からFA宣言した大竹寛(30)投手が過大評価されていないか?
というお話 (/_;)
まぁ確かに2ケタ勝利を計算できる投手が貴重なことは分かりますが。。。
大竹の今季の成績は10勝10敗 防御率3.37です。
2ケタ勝利はしていますし、防御率も悪く無いので、ある程度評価はされるでしょう。
しかし、10敗しているという事が非常に気になるのです(゜_゜)
今季の大竹の援護率は3.61なので、決して良くはありませんが絶望的な数値ではありません。(ちなみに、今季のセリーグ援護率の1位は広島 野村祐輔の5.56でワーストは巨人 澤村拓一の2.78)
大竹は10ケタ勝っても、貯金を作れたシーズンはほとんどありません。(過去2シーズンのみ)
通算でも74勝78敗と負け越しています(/_;)
その原因を過去の成績をさかのぼって、検証してみましょう。
(青字はシーズン最多)
2005年、2006年の防御率では勝ち星に恵まれず、負け越してしまうのは当然と言えるでしょう。
しかし、それ以外のシーズンはまずまずの防御率にも関わらず敗戦が多いのです(^_^;)
もちろん勝利数は打線との兼ね合いもありますが、今回は大竹の投手としての能力のみに焦点を当てて原因を探ります!!
制球力
故障後、改善傾向にありますがシーズン最多の与四球と暴投をそれぞれ2度記録しています。
最多でないシーズンも与四球と暴投共に多めです。
当然ですが、四球が多いと無駄にランナーを背負ってしまいがちになります。
四球は守備の影響を受けず投手の力だけでアウトの可能性をなくしてしまうため投手個人の力量を計るための重要な指標と言えます。
奪三振
速球派のイメージがありますが奪三振率は通算で6.43で、バンバン三振を取れるタイプではありません(・・;)
奪三振もまた守備の影響を受けず、投手の力だけでアウトしてしまうため投手個人の力量を計るための重要な指標と言えます。
奪三振は少なくても制球力や投球術で抑えてしまう投手もいますが、与四球の多さからもわかる通り大竹はそのようなタイプの投手ではないでしょう。
ランナーを出しても三振が取れれば進塁は防ぐ事ができますが、奪三振も多くはないのです。
1アウト以下で3塁までランナーを進められてしまうと内野ゴロや外野フライでも1点入ってしまいますから。
K / BB
守備の影響を受けず、投手個人の力量が分かる奪三振と与四球を元にした指標があります。
日本ではまだあまり馴染みがありませんが、K / BB というものです。
MLBでは既に公式な成績として認めらています。
K / BB = 奪三振数 ÷ 与四死球
1つの四死球あたりどれだけの三振を取っているかという指標です。
この指標が高い投手とは奪三振が多く、制球力も高い。
四球による無駄なピンチを招かず。
たとえランナーを背負ったとしても要所で三振を奪えるため失点のリスクが低くなります。
以下のように、この数値によってどの程度の投手なのかが分かります。
4.00以上 エース級
2.00前後 平均的レベル
1.50以下 危険レベル
さて大竹の通算 K / BBはと言いますと。。。
1.74 !!
かろうじて危険レベルは逃れていますが平均レベルを下回っています。。。
このレベルの投手が FA の目玉というのは大いに疑問です。
来年FAを取得する選手には大物も多いですし、各球団は大竹にお金を使わず来年のFA補強費に回しましょう!!
獲得球団がみんな手を引けば大竹も広島に残らざるを得なくなります!!
大竹出て行かないで(;_;)
つまりこれが言いたかっただけw(当方、広島ファン)